たまりば

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前回、金の純度について、
加工に関する問題を最後に取り上げました。

その前に!

「なぜ18金がこれほどまでに一般に出回っているのか?」
「そもそも、なぜわざわざ18金にする必要があるのか?」

筆者はこれらの質問に沿っていった方が賢明だと、今思いました。

少し話しはそれますが、プラチナは千分率で表示されます。
プラチナ950(95%)、プラチナ900(90%)あたりが主流で、
プラチナ850(85%)もたまに見かけます。

シルバーも千分率で表示されます。
スターリングシルバーと呼ばれるシルバー925(92.5%)が主流で、
シルバー950(95%)もたまに見かけます。

「あ!Σ(゚д゚;)どれも100%やない!!!」

そうなんです、100%の貴金属を使用していないのは
ゴールドだけではなかったのです。

どれも100%ではない大きな理由として
加工段階での問題が挙げられそうです。

これらの貴金属を100%で鋳造(鋳型に流すこと)しようとすると、
うまく鋳型に流れなかったり、貴金属が柔らかすぎるため、
加工時点で繊細なデザインが表現できなかったり、
さらには仕上がった後の装着時、例えば机の角にぶつけただけでも、
柔らかい為にすぐ目立つ傷がついたり・・・という問題があります。

前に一度、純銀での鋳造に関わったことがありますが、
たしか成功率は50%くらいだったかと思います。
つまり、100個作ったとして50個が成功、
残り50個はスと呼ばれる気泡がいっぱいに出てしまい、
(要はうまく鋳型に流れていない)
中にはボロボロの状態で上がってきたのもありました。

勿論、注文する側はこの失敗分まで鋳造代を支払わなければなりません。
ゴールドの場合、純金をより好む人達もやはりいます。
例えばインド人など。(タイ人もおそらく純金の方が主流かと思います)
その人達のしている純金のジュエリーを見ればわかりますが、

鋳造ではないハンドメイドか、細部を見るとどちらにしても
極端に繊細なデザインではないはずです。

プラチナやシルバーが100%ではないのは、
他の貴金属を混ぜることにより“硬さ”を出しているのと同時に、
加工のこれらの問題を予防していたのですねぇ。
ゴールドに関してはこれらに色目のことが加わり、
18金という純度が定着していた、という事でした。

ゴールドについてを全4回で触れてみました。
あまりまとまりがなくて、すみませ~ん!

PS,さて、前回末尾でお題にふれました、
   “金”を世界で一番所有していたのは誰でしょう?
   という問題ですが、答は、



豊臣秀吉 です。



・・・です、というか、歴史に詳しい人から聞いただけです・・・。
当時日本は金を採掘する技術が高かったようで、
佐渡の金山は有名ですよね(今はないですが)。。。
 あと、全部を金で作り上げた茶室とか。



  • Posted by ejc045  at 10:15 │Comments(0)

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    ゴールドについて~その2~
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